12月初めに遊びサークルの後輩くんが結婚したらしい。
めでたい。
それを今はじめて知った僕。

遊びサークル。
それはだらだらした大学生がよりだらだらするために所属する、
よるべなき、無目的集団。
それらは一体なんだったのか?
なんとなくひとりはいや。
だけどみんなでなんかするのもいや。
そんな飼いネコのような振る舞いであった当時の僕。

遊びサークルには仲良かったひともいた。
そして僕の一方的な主観や狭い了見できらいだったひとたちもいた。
今回結婚した後輩くんはきらいなひとのひとりだった。

理由は気持ち悪いから。
みもふたもない。まあいいや、続けるけど、それで
社交性のなさ、とか人の和を乱しても気にしない自己中心的な性格
とか。
ぶさいくだし、服装のセンスひどすぎた。
社会人になってから、ねずみ講まがいのセールスに血道を
あげていたらしいといううわさもげんなりさせていた。
今はやっていないみたいだけど。
そんな理由で彼の事をキライというよりか、存在そのものを否定して
いたようなきがする。

この行為は今思うと間違った行為だと思っている。
反省してたりする。
きらいになるのならちゃんと正当な理由を本人にきちんと伝えるのが
スタンスじゃないかと今は思う。
無論これも僕の一方的な主観に基づく偏見であり、誰人にも押し付ける
いわれのない行為である事を明言しておきたい。
これは自分に課したものである。

そんで、彼が結婚したらしい。
遊びサークルの同期の女の子の年賀状にその様子をアップしたという
しらせ、とアドレスがあったから。

なんにもしらなかった。
まあ幸せそうにうつっている彼と彼の奥さん。
そしてきらいだった先輩たちと、
仲良くしている同期の友達とまあまあ悪くない付き合いをしていた
後輩くんたちがその写真の中にいた。

そんで僕はいない。
この件について誰からもアクセスはなかった。
呼ばれてさえいなかった。
これって彼らにきっちり僕の気持ちが伝わっていた事になるんじゃ
ないかなあと思った。
それでなんか悪いことしたなあと思った。
気を遣ってもらったのか、それとも僕が嫌われていたのか。

さびしいんだか、ほっとしたんだかで。

その場にいたらお互い気を遣うだろうし。
なんか子供で申し訳ないなあと思った。

間違いなく伝わんないけど、
この場で嫌いだった後輩くんにはきらいだったことを謝罪したい。
ごめんね、けつのあながちいさくて。
きらいだった先輩たちに謝罪したい。
それでもお互い生きていかなくちゃいけないですもんね。
偽善ではない。
向き合う事を恐れていた臆病な自分との決別の意味すらも含まれる
からだ。

己を鍛えるということは通り道をがばっと広げていくということだ。
いまやっとその入り口についた。
許すことができる自分になる。
許される事に甘んじる事なく、精進をしていきたい。

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